唯神実相

 実相世界を創造した「神」は、別な表現をすれば、人間に神罰を与えるような恐怖の神や、善神もあれば悪神もあるという善悪二元論的な神ではなく、ただ善のみであるという善一元の唯一絶対の神であるといえます。その善一元の神によってつくられた完全円満な世界(大調和の世界)のみあると考えるのが「唯神実相」の教えです。

 実相世界が完全円満な世界であることは、地球や星々の規則的な運行、人間の脳や各器官の機能の精妙さを考えたり、人間だけでなく他の生物種も多様な優れた機能を持ち、鉱物を含めた自然界の中で、複雑に関係し合いながら、秩序を持って存在していることを見ても理解できるものです。

 何故なら、自然界の秩序は偶然に形成されるはずはなく、それらの背後に完全円満な知恵と愛と生命力をもった創造者=神を想定せざるを得ないからです。 このような知恵と愛と生命力をもった偉大なる神と、その神によってつくられた完全円満な世界のみあると考えるのが「唯神実相」の教えなのです。

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